子とわたし、とにかくいろんな事を話す。
上の人と私とのコンビは主にわたしが本音や疑問を独り言状態で話している感じ。ラジオみたい?聞きたくないけど聞こえてくるってやつかねェ。そんで興味ある部分だけに反応してくれる。
下の人と私とのコンビでは、下の子も結構話してくれて、それでカレの考え方や最近の興味なども知ることができる。そして私の話を聞いてくれた上で意見も言ってくれるから私としては悪くない関係だと思ってる。
どちらにも共通していることは「なにがどうでも否定はしない」ってこと。もう否定はしない、しちゃいけないからと誓いましたもの。
私は否定されてばかりで育ったので「どうせこの人には何言っても否定されるしな」とそれまでの過程ゆえに未来が分かりすぎてたから親には言わなかった。どうでもいいことは言ったけど「こうするから!」という強い要望は言ったけど、自分の心の中のぐだぐだうねうねとしたどうしようもない葛藤やせめぎ合いやジレンマは言わなかった。だってどうせ言ってもまたいなされるんだもの、言えないというよりかは言わないよね。
言えない関係ということは対等ではないということだし、言わない関係ということは相手の中身を見透かしているからで、いずれにせよどちらにしてもよろしくない関係、不運。
子には面倒が少ない人生を送ってほしいなーって思うけど、そんな人生はないから好きにいけ!と思うようになった。だってね、歳もとってきたから面倒の少ない&責任の少ない仕事をしていきたいなーと考えそれっぽいとこに転職したんだけれどもさ、でも結局家帰っても不安よぎる事多いのばっかりで「こりゃダメだ。責任仕事から逃げ切れることなんてないわって確信したのよね。で、それならばガンガン面倒ごとにも立ち向かってやんよッ!って思い直しました、軌道修正です。カモーンやったるぜー精神。
本当は公務員とかになってくれればなーとかいう淡い気持ちはありますが、何も言いません。親の気持ちが子の気持ちを邪魔しちゃいけないと思うから。「血を見なきゃいけないから看護師はやめた方がいいよ」と親が言ってたので「それもそうだなぁ」とその道に進む選択はその時点で自分の中から消えました。外国は怖いところだから行かないほうがよいと言われると「外国怖い・・・」となりました。無知な自分が良くないは百も承知ですが、そのような刷り込みはまじよくない、だめだよ人の未来を潰したら。
自分はすでに答えが分かっているからと子に失敗させない為に(自分が安心したいが為に)刷り込むのはよくない。「ラスボスは怖いから行かないようがいいよ」と言ってはだめ。むしろ「がんばれー。応援しているからねー」と送り出すほうがよいと私は思うんですが(かわいい子には旅をさせよ方式)
私の母親はかわいい子には旅をさせよの意味をはき違えてたなー。物理的には間違っていなかったと思うけど(学生時代私が旅をすることには否定はしなかった)、心という意味での旅はさせてもらえてなかったねぇ。いつも常識やルールでがんじがらめにさえれていて親の考えが一番、なんでもやってあげるのが愛情だと間違った過保護過干渉をしていたからねぇ(特に兄には)
子を大切と思うきもちは同じようなもんでもさ、どういうふうに相手に伝わるかでまた違うよね。「一生懸命育ててやったから子が老後の親の面倒をみるのは当たり前」とか言われると「ふざけんな。一体何様のつもりでいつまで言いやがってんだ?」って思うもの。そんなこと言わなくても伝わっているならばそうして貰えると思うのよね。というか伝わっていないことを分かりきっているからお得意の恫喝と強制、強要を駆使しているんだろうけれどジャイアンになったら絶対だめよ。私の母はスーパージャイアンな母親を持っているのでそれが悪の根源だと思っているが・・・
子には子が思うがままに自由な生き方をしてほしい。親がはまることではない。