仕事が忙しくて家にほとんどいなかった夫と専業主婦だったわたし。
子供のことや家のこと、つまり全てのことにおいてほとんど私1人でやってきました。
こどもも大きくなったのでパートに出るようになったけどそれでも協力して頑張ろう!って考えなど夫にはなく私の負担は相変わらず。何度言っても何度訴えても「こんなに俺は稼いできているんだから」的に「だったら同じくらい稼いできて見ろ」みたいなことを言いやがったので「だったらお前もこどもを生んでみろ」。そう思いました。
どんなに頑張ったってこの田舎では男尊女卑がまだはびこっており、どうしても女が男の給料に肩を並べるには難しすぎる。それも育児を理由に戦線離脱して10年以上の女に向かってよくもまぁ。今の森さんみたいにナンセンス極まりない。
どんなに大変な家庭事情であっても「俺は仕事で忙しい」。この言葉を通行手形かのように思っていたのかそれさえ言えば許されると思っていたようです。
大変なことがあっても頼れない。頼りたくても頼れない。そのおかげで精神的にイッってしまいそうになった時もありました。が、なんとか乗り越えてきました1人でいや違うな、こどもと3人で。
もともと子煩悩というわけでもなく何かをたっぷり愛したこともなく誰かにどっぷり愛されたこともなさげな彼は一言で言えば無味。無味な人です。だからこどもとはとても距離がある。
その無味な人は、子の通信簿の保護者記入欄に少しばかり文章を書く、ただそれだけなのにパニックになっておられて鼻で笑ってしまいました。
子の用事で学校へ行かなきゃいけない時も「何をどう話せばよいか」「どうすればいいのか」などとパニックになられてました。
今まで自分1人でこどもが属するコミュニテイーに関わったことないから、経験値ないからパニック。私は言いました。
「あなたは一生懸命仕事してくれたけど、私がどんなに困ってても助けてくれやしなかったよね。頼れないから全て私1人で何にでも対応してきたよ。したくないことも嫌なことも沢山」
「そんなレベルのことなんてもう『へのかっぱ』なんだよ私は」
「今回のことだって私1人ですんなり問題なく対応できるから、そんなにぎゃーぎゃー短気丸出しでうるさくしなくていいよ。ならば今までと同じに全部私1人でやるから要らないよ?」
いつもなら「だったら(そっちが)やれよ!」と返ってくる返答が今回は無言でした。
壊れた家電の買い換えだって一緒にいくことに話上なっていたけれど、私1人で問題ないわけで。今までもそうしてきたからね。
「家電も私1人で手配してくるよ。今までの家電も全部私が1人でやってきてるしね。注文だって設置の段取りだってなんだって全て私1人でしょ?」
「じゃぁそうしてくれ」。そう言って終わりました。
おかーさんってさ、とにかくガマンしなきゃいけない生物にならされててさ、そうでないと育児なんて出来ないし家が回らない。だから自己犠牲してること沢山。仕事先でも犠牲沢山。こども絡みの学校やコミュニテイーの対応だって私が全て担当者。家では家の担当者としての犠牲。とにかくどこでもガマンなんて当たり前なんだよね。
それに比べて仕事先でしかガマンしてない夫は年々短気になってって、今では人の話も聞かないレベル。ただごはん食べてるだけの夫に森さんの話をしたら「話しかけないで」と言われたくらいだよ、何様だ。
どんだけ1人で生きてるんだ?と思うことばかり。相手のことより自分のこと優先して、思い通りにならなきゃ不機嫌になった挙げ句突然の逆ギレ。勝手にやってろと思ってる。経験値足りなすぎ。
そう考えてみるとおかーさんって大変だけど有り難い。おかーさんになったおかげでマルチタスクが磨かれたし、おかーさんだからこそ無条件で人に優しくも出来るようになった。おかーさんだからこそ頑張るときはめちゃくちゃ頑張れるようになった。ビバおかーさん☆
大変なこと沢山あったけど学ばせてもらえただけ経験値あがったなと感謝してみる(時間が過ぎたからこそ言えることだけれどもね)