お年玉を子に渡しました。というかお年玉が子供の手中に収まりました。
もうさすがにいい歳だからね、オーバーに喜びアクションしたりはしないけど、そんでもニヤリと嬉しそうだった2人の一瞬を見逃しませんでしたよ、あたしゃ。
やっぱね、そういうの嬉しいね。まぁ、君たちのおかげでこちとら張り合いもって働けてる時もあるかんね(君たちのおかげでひいこら言いながら働いて家事をして、パトラッシュパトラッシュ・・・つぶやいてることも多いけど)
「起きてくる前に準備しとかなきゃね」と中身の準備をした私。
「これすごくかわいくない?」と見せつけてきた夫が独断と偏見でこども達に買ってきておりましたぽち袋(わたし的には全く可愛いだなんて1㎜も思わない。むしろ「は!?」とばかり思ってる)
それに彼が中身をつめて封をして、「はい出来上がりィ~」となったまではいいんですけどね、そのまま床に直置きされてたみたいだよ、、、、、
お金は粗末に扱うものではない!(激おこ)。床に置くだなんて絶対あり得ない!!(チョモランマ級の怒りフル稼働持続)。馬鹿にしてる!!(阿修羅級(もう何がなんだか例えようもない)。
そう言われて軍隊みたいにキビシイご指導を賜り育ってきた私としては「うーーーーむ」と思ってしまうも無理はない。上に置いとかなきゃって思ってたのにすっかり忘れてたよ。だから仕方ない、半ば共犯のようなもん。
直置きについては、言わばこれって宗派(育てられ方&生き方)の違い?価値観の違いだな☆ま、いっかぁ-とスルースルー。
だって宗派の違いですもん仕方ない。
昼前に起きてきた上の子。2階にいた私には気付かずに居間へ降りてった音がしたので急いで私も階下へ移動。そしたら聞こえてきた「あれ?お年玉が落ちている!!」の声。
そう、私が到着した時にはすでに、お年玉を自分で拾い封を切り中身を確認されておりまして「うーーーーむ」とまたもや思いましたが「ま、いっかぁ~」。細かいことは気にしない気にしない☆そういうイベントだったと思って貰おうか!
「お年玉が欲しいならきちんとしなさい!大切なお金を人様から頂くのだからそれに見合ったことをするのが常識ってもんでしょう?身なりを整えて正座して、お礼を言って頭を下げて両手でちゃんと受け取りなさい」な家に住んでました私。
貰う時余りにも嬉しくてニヤニヤしてしまうじゃない?そしたら「ふざけてる!ちゃんとしなきゃあげないからな!」って怒られてテイク2。そうだ、あたしはテイク2多かった気がするなぁー。
そうやって「お金は大切すぎるもの」「働かざる者食うべからず」言われてばかりだったからそう簡単にはお金には有り付けなくて。お金ゲット☆までの道のりが凄まじく長かったねぇ。まるで「お金貰い試験」受けてるみたいなもんだったわさ。。。
大人が納得するまでやり直しをとことんさせられる、そんな家でした。
「貰う時ばかりそうやって欲しがって、でも貰ってしまえば知らぬふりで」とか嫌みもたっぷり言われてたけどそんなん知らないよ!当たり前でしょう!
だって働いたこともない人相手に、働いた人だけが体験体感出来るお金の仕組みや有り難みってのをがんじがらめな理屈でどんなにこどもに押しつけたってそんなん理解なんかできっこない。想像力だってまだお鼻ほじほじレベル級。分かるはずなんてないじゃない。
それを「有り難いことなんだからちゃんとその有難さを噛みしめなさい!」みたいなさ、なんかそういうのって違うんじゃないかねぇ?「ありがたいなぁ嬉しいなぁっていうこの気持ちを大切にしようね~」とか言うならまだしも、「〇〇しなさい!」「××しなさい!」ってのを強要してばっかりの両親&親戚たちだった(祖母がそれ系だったから皆様方に連鎖してるんですねぇ)
そんなんだったから子が直置きされてたお年玉を自ら拾って中身を見てても「あー、見てるねぇ」くらいな感覚で。「やっちまったなぁ~」っては思ったけど、だからといって夫を責めるのは違うと思うし。
親にされてイヤだったことを自分の子たちにわざわざしたいだなんて私は絶対思えない。確かにお金は大事だけれど、その大事さってのは自らで体験体感して学んでいくもんだと思うから、そんなふうに強制強要してはいかんと思うのよね、そんなやり方いつまでやっててもそれによっての効果が出てくるなんてきっと未来永劫ないと思うから。
「感謝しなさい!!」言われて感謝できる人っているのかなぁ?私は無理でしたし今も無理ですけどね。
そんなふうに子になにかする度に自分がこどもだった時の事が甦ってくるんだよ。自分がされていた事思い出しちゃうんだよ。だから実母に対しての憎しみが大きくなる一方なんだよねぇ・・・
「私は自分の子に連鎖させていない。だから私は凄いんだ」。そうやって自分を褒めてあげなきゃ辛くてたまらんのです。否定ばかりされて育ってしまった子の悲しい末路だわね。
というわけで私はこの悲しさを乗り越えます。こうして書いていくことで1つずつ成仏させていこうと思ってます。心ん中にずっと置いとく方が身体に毒だから、書いて書いて書きまくって、そんで私は踏ん切りつけていくのみよ。